能登半島地震の被災地に、社用車を1台寄付いたしました。

本年元旦に起きました、能登半島の地震による被災地にて、車両が不足しているという情報を妻から聞きました。
元々は災害ボランティアに登録しており、各地の被災地のボランティアの労働力として協力してきましたが、今回の被災地は遠方からのボランティアが物理的に難しく、参加したくてもできない状況でした。
弊社で長年使用してきたトヨタボクシーがそろそろ 20万キロ近くとなり、「壊れる前に買い替えよう。」と考えてい
た時でした。
業者に買い取って頂いたとしても、10 ~ 20万円程度である事から、買い替えの足しにするより、被災地で困っ
ているみんなの便利な足として有効活用して頂いた方が断然良いと考え、寄付する事と致しました。
弊社は前期に大きな赤字を出し、一円でも現金が必要な財布の状況なのですが、被災された現地の方々は住むところも移動手段も、仕事も全部失うというレベルが違う困り果てた状況です。
その様な方々に少しでも有効に使って頂ければそれだけで贈った甲斐が有るというものです。
車は、年式、走行距離、冬タイヤの年式等、いくつか条件が有り、それぞれギリギリの所でマッチングしました。
現地での活用方法は、
① 月単位で車を借りたい(通勤等)人
② 買い物や、用事を済ませる時に借りたい人
③ 給水所や支援物資などを取りに行きたい人
などに貸し出されます。
車両の管理は、日本カーシェアリング協会 という団体が数十台ある車両をまとめて管理しており、毎日スタッフが車両の配車をしております。
数キロ離れた給水場に、手押し車を押して高齢者が水をもらいに行くなんて、毎日できる事ではないですよね?
そんな時に、地域でまとめて乗り合いで使用してもらう。そんな有効利用ができれば嬉しく思います。
今後、関東でも大地震が起きるかもしれません。
その時、他の誰かが協力してくれると思います。
その為にも、まずこちらから色々協力していきたいと思います。
牧野